90分講演

学士会館にて、90分講演+30分ステージマジックショーという仕事を行ってきました。まずは、90分の講演について御話していこうと思います。今では100名~300名の前で、講義講演を行う事に慣れてきた感じがしますが、(もちろん改善点は多々ございますが)。3~4年前に、初めて講演の依頼が入った時は、本当に悩みました。90分をどのような構成で御話したら良いのか?どういう口調で話しかけたら良いのかなど悩みは尽きませんでした。そこで様々な講演会や勉強会等、色々なジャンルの先生の御話を聞いてみたりしました。この方法は非常に有効でした。90分を5分~10分毎に分けて、この御話、次はこの話題という感じで、メリハリが聞いていて、聞いている人が飽きずに、あっという間に時間が経過していく感じでした。幸いな事に、私は、プロマジシャンという立場上、御話の合間に、マジックを披露する事で、御客様が注目して見て下さるという有利な状況が生まれます。私の講演の場合に限っては、御話の合間にマジックを楽しんで頂くことが出来ます(笑)。講演回数をこなしていく内に、目線の使い方や御話をするペースも段々とつかめるようになってきました。目線の使い方として、1か所をじっと見ているのではなく、会場全体の御客様の

様子を8の字を描くように見ていく。そのようにする事で、全体に御話が伝わります。特定の場所しか見ていないと、御客様によっては無視されている感じになります。また、視線を下に下げて御話を続けていくのはNGです。マイクから声が漏れて聞き取りにくい状況が出てきたり、講演者の熱意や訴えたい主旨が、御客様に対して伝わりません。また講演の場合に限っては、言いたいことや主張は、はっきりと言い切る事が大切です。「何々だと思われます。」「何々じゃないかな~と思うんですよね~」と曖昧さをなくすように心掛けております。特に私の場合は、環境の御話やマジックの歴史についても御話するので、御話の出所を明確にするように意識しております。