鳥インフル

鳥インフルが世界的な脅威となってきております。ウイルスは渡り鳥が大陸から運んできます。近年では、2010年~11年に韓国や日本で、14~15年に北米などで流行しました。今シーズンでは欧州でも感染報告が相次いでおります。流行が起きやすい状況が数年は続くとの見方も出てきております。韓国や中国では、日本ほど厳密に感染の監視や素早い殺処分が実施されていないとの指摘があります。日本政府は今後一段と国際協力を緊密にして、早目の対策をしないといけません。ウイルスの遺伝子解析などを進めて、感染を防げるワクチンを開発するのも課題になっています。人間への感染はまれですが、鳥から家畜等の周辺への影響が大きく、その際の経済的損失が大きくなります。ウイルスそのものも周辺環境によって、少しずつ変異してくるため、いたちごっこが続く状態になりますが、少しでも感染を防いでいかなければいけません。鳥インフルに最大限の警戒が必要です。

 

参考資料「日本経済新聞2016年12月28日」より