水と共に生きるオランダ

環境省が作成した「水と共に生きるオランダ」という映画を観ました。世界中で気候変動の脅威が叫ばれております。その中でもオランダは海抜が低いために、水害が起こりやすい地域です。国土の20%は貯水池という状況です。当初は堤防を高くしたりなど、水害を防ぐという観点に重点が置かれておりました。しかし考え方を変更して、オランダは水と共に生きる。という考え方の元、「川のための空間」という、堤防では防ぎきれない事態を考慮して、堤防や川の周辺を何も建築物やインフラのない状態にして、少し川が氾濫しても避難などせずに済むやり方を取り入れました。成果を上げているようでした。また、フローティングパビリオンという、気候変動の適応策の一つで、川に住居やホテルを浮かばせて、そこに人が住む、宿泊するという新しい発想の建築技術が紹介されていました。揺れはほとんど感じないように、陸と橋、水上住居が固定されていました。オランダならではの斬新な発想でした。日本にそっくり当てはまるわけでは無いですが、各国の気候変動対策の方法として勉強になりました。