インドの川

インドの裁判所で変わった判決が出ました。インド裁判所は、ヒマラヤの氷河を「生きた存在」と認める判断をしました。インド北部ウッタラカンド州の裁判所は先月31日、ヒマラヤ山岳地帯の環境保護への取り組みを拡大するため、この地域の氷河や湖・森林を生きた存在とみなし、「法人」として認める判断を下した。生きた存在としての法的地位を与えられた氷河は、ガンジス川の水源であるガンゴートリー氷河と、ヤムナ川の水源であるヤムノートリー氷河。いずれも危機的なペースで縮小が進んでいる。ガンジス川とヤムナ川は、国民の大多数を占めるヒンズー教徒から聖なる川とされ、飲料水の水源としてだけでなく、沐浴や散骨にもりようされている。

 

出典 AFP時事 より 抜粋

 

日本人の感覚ですと、川に「法人格」を付与するという発想が出てきませんが、逆にそれだけ、インドの人達にとって、川は日本以上に神聖なものという認識があるのだなと勉強になりました。