石炭から水素エネルギー

石炭を二酸化炭素=CO2を出さない水素エネルギーに変え、発電や自動車に使う。こんな日本とオーストラアリアの共同プロジェクトが動き出した。温暖化対策の「お荷物」とされてきた豪州南東部の炭鉱のまちは、プロジェクトの行方を期待と不安の中、見守る。(画像は、自然エネルギー普及への期待を込めてのイメージ。本文とは直接関係ございません。)

ラトロブという地域の炭鉱の発電所は老朽化しており、これまでも石炭を石油に変える。石炭を改質させて化学肥料を作る。そういった話が出てきては、立ち消えて行った経緯があり、懐疑的な目で見ている地元住民もいるとの事。

カギを握るのが、州政府が進める二酸化炭素の回収・貯留(CCS)事業だ。石炭を水素エネルギーに変化させる過程で、CO2が発生します。州政府によると発生したCO2をパイプラインで沿岸へ運び、海底に貯留するという構想。水素プロジェクトはCCSとともに進めないといけない。と専門家から指摘されています。

 

出典 朝日新聞6月5日より 一部抜粋

 

日本の国土交通省が中心になって、日本企業が進出する動きが出始めました。実現に向けて課題・難題は多々あると思いますが、将来的に有効活用出来る事を願います。