新電力

オリックス子会社でマンション向けの電力販売を手掛ける、オリックス電力(東京・港)は11日、関西電力に事業を譲渡すると正式に発表した。

(画像は電力のイメージ。版権フリー)

 

新電力5位のオリックスが売却という道を選んだのは、低収益な市場環境が当面改善しないとの判断からだ。

 

2016年4月に全面自由された電力小売り市場は、早くも新電力大手の事業縮小という岐路を迎えた。同社が手掛けるのは、マンション単位で電力をまとめ買いして入居者に振り分ける「一括受電」と呼ぶ手法。個別契約より料金を安くできる半面、住人の誰かが新電力を利用していると契約に必要な意見集約がしにくくなる。

 

そもそも新電力は利益を出しにくい状況になっている。日本では電力の卸売市場の規模がまだ小さく、発電所を持たない新規参入組は、既存の電力大手に対抗できるような価格で、十分な量の電力を調達できない。家庭に電気を送る電線使用料の負担も重く、思い切った価格設定が出来ないのが現状だ。

 

出典 日本経済新聞9月12日より 一部抜粋

 

日本では、どの業種でも大手系列の寡占が強い傾向があり、中々、新規参入が難しい傾向があります。しかしながら、新規参入者が、これまでにないサービスを打ち出して、私達一般消費者にメリットがあるものを提供して欲しいと思います!