野生動物による被害

最近では、野生動物の絶滅危惧が叫ばれていますが、その一方で、野生動物による被害のニュースも耳にするようになってきております。(画像はイメージ。版権フリー)

 

シカ、イノシシ、クマなどの野生動物が、大胆にも村や街にさえ出没し、作物を食べたり、人間を攻撃するようになっています。

 

増加する耕作放棄地が、野生動物たちに生息場所と食料を提供し、人間との距離が近くなりました。温暖化で雪が少なくなってきたことも相まって、野生動物の数が爆発的に増え、作物などへの被害が膨らみ、被害総額は年間200億円近いとされています。

 

どのような対策を取れば良いのか? まずは野生動物の理解を深める事です。ドローンからの画像やAI(人工知能)による分析で、より効果的に柵やワナを仕掛ける事が出来ます。次に野生動物の数を制御する事。それには「狩猟と料理」が有効です。狩猟を促進し、野性鳥獣肉を食材としてアピールするのです。最後に同じ動物として私達が末永く共存する事も重要です。(石渡 淳元)

 

出典 日本経済新聞9月16日 より抜粋

 

野生動物と人間の共存におけるバランスが重要ですね!