フードシェア

環境省の推計では、食べられるのに捨てられる食品は国内で年646万トン(2015年)に達する。国民一人当たり1日茶碗一杯分(約140グラム)で数年間減っていない。

 

ただこの数年は、材料の高騰や天候不順を受けて食品の値上げが続く。ニッセイ基礎研究所の久我尚子主任研究員は「実質賃金の伸びが実感しにくい。20~30代を中心に環境への意識も高く、食品を捨てずにすみ食費を抑えられる取り組みが注目されている」という。

 

国連が「持続可能な開発目標SDGs」で食品廃棄の半減を求めており、政府も取り組みを加速する。

 

今のところネット経由のフードシェアは、外食店で仲介できるのは多くても1店あたり1日数食。趣旨に賛同する作り手と、消費者の関心を高めるための情報発信が普及のカギになる。

 

2018年6月16日 日本経済新聞より一部抜粋

 

フードシェアが更に広がっていくことを期待したいです!