バーゼル条約

有害廃棄物の国境を越えた移動を規制する、バーゼル条約の対象に、汚れた廃プラスチックを加える事が10日、スイスで開かれていた同条約締約国会議で採択された。

 

リサイクル資源として、扱われる汚れた廃プラは、輸入国政府の同意がなければ輸出できなくなる。

 

世界規模で廃プラの輸出入を規制する制度は初めて。

 

バーゼル条約とは?

 

1980年代に欧州先進国からの廃棄物が、アフリカの途上国で放置され環境汚染などの問題が起きたことをきっかけに、有害廃棄物の国境を超える移動についての手続きを規定した条約として作られ、92年に発効した。

 

現在の締約国数は、187か国・機関、日本は93年に締結した。

 

有害性を持つ多くの廃棄物が対象で、輸出する際は、輸入国の事前同意が必要になる。

 

出典 朝日新聞5月11日より一部抜粋

 

吸い殻が入ったペットボトル、使い終えたシャンプーなど、身近な暮らしから考えていかないといけません。