CO2の価格

地球温暖化対策の国際目標の達成には、2020年までに二酸化炭素の排出1トンあたりに、40~80ドルを課す必要があるなどとする報告書を、世界銀行などの専門家チームが29日発表した。こうしたCO2排出に価格を付けて削減を促す「カーボンプライシング(炭素の価格化)」をうまく制度設計する事が、成長を促しつつ、効果的に温室効果ガスを削減するために不可欠と指摘した。報告書では、パリ協定に盛り込まれた、産業革命前からの気温上昇を2度より十分低く抑えるのに必要な価格付けを検討。20年までにCO2,1トンあたり40~80ドル、30年までに同50~100ドルを課す必要があるとした。世界などの別の報告書(17年)では、日本の炭素価格は同3ドルという。

 

出典 朝日新聞5月30日 より一部抜粋

企業や一般市民にとっても、CO2削減量をトンで言われると、漠然としてはっきりしない部分がありました。1トンあたり排出量を、お金で換算してもらえるとイメージが以前よりもつかみやすくなると思います。