東京を中心とした都市計画において、無電柱化が環境・景観の観点からも議論され始めております。
私自身、子供の頃から街中の至る所に電柱がある
景色が当たり前だと思っていたのですが、外国人から見ると、せっかくの景色を損なっている。という意見も多々あるとの事。また災害時に電柱が倒れる事によって、救助活動・物資輸送に支障をきたしていたという指摘もあります。そのため無電柱化を進める動きが出てきております。しかしながら課題も多々あります。
無電柱化に向けての課題
〇設計変更が多い
〇試掘工事が不可欠
〇沿道住民との協議が長期化
〇設計通りに埋設できない
〇不明埋設物の出現
〇支障物移設協議が長引く
〇埋設物損傷事故がある
また、今後EVなどの自動車の電源やエネルギーを道路地下から補給する。という構想との兼ね合いもあります。(これには、まだ20年以上先の技術革新が必要不可欠。)
様々な障害がありますが、少しずつ課題を克服して欲しいと思います。