自然に親しむ登山とランニング。その両方の要素を併せ持つのが「トレイルラン」です。
山林や原野の歩道を走るスポーツで、登山よりも軽装で取り組めます。斜面に広がる雑木林、整然とそろった杉林、山裾の田園。
視界に入ってくるのは、里山の豊かな自然の風景だ。
今国内各地で、定期的な樹木の伐採や手入れが進まないなど、「里山の荒廃」が問題になっている。
例えば、コナラ林が放置されると、竹が増えて森林の構造が単純になるなどして、生物の多様性が低下する事があるという。
ただしトレイルから外れた場所を走るのは、自生する野草などの植物を踏み荒らすことになるので厳禁だ。ゴミは捨てずに自分で持ち帰ることなども、基本ルールとして参加者に求める。
出典 朝日新聞10月16日より一部抜粋
集客を図りながらも、里山の整備も同時進行させる。難しいですが、全国各地で広がって欲しい、取り組みの一つです。