南アメリカのチリ北部に広がるアタカマ砂漠は、世界で一番乾燥している砂漠と言われています。
そんな砂漠にあるサンペドロ・デ・アタカマは、標高約2400メートル、人口5千人ほどの小さな町です。
ほとんど雨が降らない子の街では、生活用水は井戸を掘って、アンデスの山の雪解け水を地下からくみ上げて使っています。
この町の周辺には、世界各国の天体観測所がたくさんあります。
乾燥している空気中に水蒸気がほとんどないため、天体を観測するのに最適なのです。
特に標高5千メートルあたりには、電波望遠鏡がズラリと並んでいるそうです。
ただ酸素が平地の半分しかないため、いきなり訪れるとばったりと倒れてしまいます。
空気の澄んだこの町では、手を伸ばせばつかめそうなほど、星が大きく見えました。
出典 朝日小学生新聞3月24日より一部抜粋
あまり南米の砂漠地域の方には、関心が向いていなかったのですが、世界の色々な地域をみていく必要性を感じました。