去年の夏の記録的な猛暑は、地球温暖化がなければ起こっていなかった
とする研究結果を、気象庁気象研究所などのチームが22日、発表しました。
チームは「温暖化のない地球」と、実際の気候をもとにした「現実の地球」で、大気や海水温のデータを元に、約60年分の気象状況を、コンピューターで100回ずつ再現しました。
その結果、日本上空が去年7月を超える気温になる確率は、現実の地球では約20%だったのに対し、温暖化のない地球で、ほぼ0%と推定されました。
研究チームのメンバーは「去年の猛暑は温暖化の影響であることが、数値で裏付けられた」と話しています。
去年7月23日には、埼玉県熊谷市で、国内史上最高となる41.1度を観測しました。
出典 朝日小学生新聞5月24日より一部抜粋
昨年、インドでは45度を超える日がありました。日本でも45度まで上がる可能性もあり、世界全体での対策が必要となります。