シベリアの永久凍土から、ライオンの赤ちゃんとオオカミの頭部が氷漬けの状態で見つかったというニュースには驚きました。
写真を見ると、どちらも毛がふさふさしています。
野生動物が死ぬと普通はすぐ骨だけになります。
肉や内臓はほかの動物に食べられたり、微生物に分解されたりします。
しかし、氷河期と言う寒い時代に沼や池に落ち、おぼれて水底に沈んだら、そのまま冷凍されてもおかしくはありません。
永久凍土とは夏になっても溶けない土壌の事で、地球上の寒い地域は、これにおおわれています。
今回見つかった動物たちは約3万年前に生きていたそうです。
大昔の昆虫が、琥珀の中に閉じ込められて見つかる事はありますが、大きな動物が見つかるのはインパクトが違います。
ここ10年ほど、冷凍動物が次々と見つかっています。
地球温暖化で永久凍土が、溶けだしている影響があると考えられています。
出典 朝日小学生新聞6月19日より一部抜粋
昔の動物たちの暮らしを研究できるという点では良いのですが、永久凍土が溶けだし始めている点は不安材料です。