南極大陸の氷が減ると、地球全体の海面が上がる。
そのカギを握るトッテン氷河の、世界に先駆けた観測に、61次南極観測隊が挑んだ。
その結果、周辺の大陸棚全域に、温かい水が流れ込んでいることが分かった。
夏隊は帰国して分析を始めている。
温暖化の気温上昇で、氷が消失したのではなく、氷の下に流れ込む海水の影響ではないかとみられる。
周辺は海氷が厚くて、接近が厳しい。
砕氷艦「しらせ」とヘリコプター、様々な観測を組み合わせて、温かい水が流れ込む経路やメカニズムを解明したい。と関係者は話す。
出典 朝日新聞5月2日より一部抜粋
今後の研究成果の発表が待たれます。