水中カメラマンの堀口和重さんによると、大瀬崎には2018年、複数の幼魚が流れ着きました。
その一部が冬を越し、19年には全長15~20センチに成長。
さらに、2度目の冬を越した個体は今年3月、全長約30センチになりました。
神奈川県立生命の星・地球博物館主任学芸員の瀬能宏さんによると、伊豆半島の他の場所でも、「セナキルリスズメダイ」「アマミスズメダイ」「カシワハナダイ」などの熱帯性の魚が越冬して生き延びていることが、相次いで確認されています。
瀬能さんは、「この2.3年の傾向として、本来は死滅するはずの魚たちが越冬するケースが、以前よりも高くなっていることが、その原因です。」といいます。
出典 朝日小学生新聞5月15日より一部抜粋
今後も海水温の上昇による影響を注視していきたいと思います。