都市計画を決める際に、ハザードマップの情報が反映されている街は、今のところごく少ない。
数年前、庁舎を安全な台地上から、3~5mの浸水想定地域へ移転させた市さえある。
過去に経験したことのないような雨が増え、私達はより真剣に安全な場所を選ぶことが大切になっている。
近年グリーンインフラという語を見かけるようになった。
気候の緩和、洪水の調節、生物多様性の維持など、都市の中でも自然地を上手く配置していけば多くの恩恵が受けられる。
グリーンインフラは、土地利用計画にも位置付けながら、自然と調和した魅力ある地域づくりを目指している。
昔からの知恵を生かしながら、人も自然もいきいきとした街づくりを実現していきたいものだ。
出典 日本経済新聞7月18日より一部抜粋
今後の都市計画において、非常に重要な要素になっていくと思われます。