昨日のコロンビアのカバの御話についての続きです。
では、一体なぜ、コロンビアでカバが増殖したのか!?
その流れを記載させて頂きます。
1980年代当時、コロンビアにはカバはいませんでした。
1980年代当時に、麻薬王・エスコバルが、カバを4頭コロンビアに輸入してきました。
その後、エスコバル死亡後に、約40年程かけて、現在80頭まで増えてきました。
本来カバは、アフリカに生息している野生動物でしたが、ナイルワニという天敵がいました。
ところが、コロンビアでは、カバを襲うワニが生息しておりません。
カバにとっては、増殖出来る環境が、コロンビアでは整っていた。という事になります。
エスコバルは、度重なる犯罪に手を染めてきましたが、それ以外に、野生動物園を建設したり、貧しい人々に宿舎を建てたり、生活必需品を配ったりなど、社会福祉や社会貢献にも積極的な一面を持った人物でした。
そのため、エスコバルをダークヒーローとして、一定の根強い支持者が存在します。
エスコバルの名前で、観光名所や観光資源として、カバが用いられている現状があります。
当初、コロンビア政府は、カバを殺処分しておりましたが、上記の意見もあり、去勢手術や避妊薬等で、コントロールしながら、カバの個体数を調整する方法を現在は採用しているようです。
カバを取り扱うという、珍しいニュースだったため、2日に渡り、このブログで記載させて頂きました。
読んで頂きありがとうございます。
10月23日 TBS ひるおび より