昨日からの更に続きです。
昨日、「共通だが差異ある責任」
の御話をさせて頂きました。
先進国は、途上国に資金援助を、2021年現在も継続中です。
特にアメリカ前トランプ大統領は、この点を嫌っておりました。
温暖化ガス排出量世界一の中国に対して、何でアメリカが資金援助しなければならないのか?
賛否両論ありますが、現状のルールではこのような状況です。
そもそも、先進国・途上国は、どのように決まったか?
という点ですが、これは、1990年当時の経済状況によって分けられました。
日本・アメリカ・カナダ・オーストラリア・ヨーロッパ→先進国
韓国・中国・東南アジア・南米・中東・アフリカ→後進国(発展途上国)
と区分けされました。現在も、この区分けした国別の考え方が、引き継がれている状態です。
そこでパリ協定では、先進国・途上国の区別なく、全世界共通ルールを作ろう!
という議題が上がりましたが、難航して、各国自主目標を設定して、数年ごとに点検。という形に落ち着きました。
3日間に渡り、京都議定書からパリ協定、COPの概論を記載させて頂きました。
今後の展開にも要注目です。
出典 東京商工会議所エコ検定公式テキスト第8版 より