プロペラが無い風力発電機
「マグナス式風車」の開発が進んでいる。
フィリピン北部のバタネス州。
1万5千人ほどの丘に、プロペラの代わりに円柱が二つ並んでいる。
東京のベンチャー企業「チャレナジー」が開発した
「垂直軸型マグナス式風力発電機」だ。
平たい羽の代わりに自転する円柱が風を受け、強風下でも発電できるという特徴がある。
台風に襲われやすい離島の再生可能エネルギー電源として注目される。
野球の投手が投げるカーブやシュートが曲がるのと同じ
「マグナス効果」
の力で発電するのが特徴だ。
自転する球や円柱が風を受けると、回転方向が風と一致する側は空気の流れが速くなるが、反対側は遅くなる。
この速度の差によって、玉や円柱の両側に圧力の差が生まれ、風の流れと垂直方向に力が働く。
円柱を複数組み合わせれば、発電機とつながった軸を回すことが出来る。
出典 12月13日YAHOOニュースより一部抜粋
これにより、プロペラ式よりも、騒音や鳥が巻き込まれるリスクも減るとの事。風を受ける円柱の回転数をモーターで変えることで、発生する力を制御できる。という原理だそうです。つまり風の強弱に、プロペラ式より左右されず、安定的に電力を生み出せる。という事になります。今後に期待したい技術です!