バイオリンなどの弦楽器の弓の材料に使われる木が、絶滅の危機にあるとして、産出国ブラジルが、商業取引の全面禁止を提案している。
音楽関係者の間では、種の保存の重要性は認めつつも、海外での演奏活動や弓の製作などに大きな支障が出かねない。
との懸念が広がっている。
ペルナンブコと呼ばれるマメ科の木で、18世紀半ばごろ、弦楽器の弓の材料として注目され、今でも高級弓に使われている。
象牙製品並みに、取引が制限される可能性がある。
出典 朝日新聞9月29日より一部抜粋
種の保存と音楽家の活動との、バランスを考慮していかないといけません。あるいは、環境負荷を減らす代替素材の開発が待たれます。