昨日の御話の、CO₂可視化についての続きです。
「スコープ」という考え方があります。
企業のサプライチェーン全体が、どれくらい温室効果ガス(CO₂を含む。)を排出しているか!? の考え方の指標です。
「スコープ1」~「スコープ3」までの3段階あります。
「スコープ1」=自社の温室効果ガス排出量に関して(自社の社員が配達などで車を利用する。その時の排出量。自社の社員が出張で乗り物を利用する。自社の工場から出る排出量等。)
「スコープ2」=自社との取引先からの排出量に関して(自社以外の電力会社が作った電気を、自社の社内で蛍光灯や電子機器の電力として使う。取引先の車の使用時の排出量等。)
「スコープ3」=自社との取引先の取引先の排出量に関して(自社の目の届かない、サプライチェーン全体での温暖化ガス排出量に関して)
スコープ1、スコープ2までなら、集計は比較的計算の目途は立てやすいと思われます。しかしながら、スコープ3という、自社の目に届かない範囲を計算・集計するのは至難の業です。明日、この続きを記載させて頂きます。